褊衫
褊衫(へんざん)*偏衫
褊衫の原型は、僧祇支(そうぎし)で、裙子の原型は涅槃僧(ねっぱんそう)であるとされます。
褊衫と呼ばれるのは、発祥当初は、型の一偏、左肩のみにつけた衣であったため、片側の袖のない「偏袖衫」の略称が、両袖が付いても名称のみ残っているという説があります。
褊衫と直綴は律衣であるため、衲衣をつけることは無いとされています。
冬用褊衫 正絹羽二重
色
褊衫 本麻
褊衫は律衣のため、緋色や紫色の衣は存在しません。
通常、三如法色を原則として染色されます。
三如法色とは、上位から
①黄赤色の香色もしくは赤黒色の木蘭色
②茶の黒、または黒鼠色
③松葉色
となります。
色見本
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生地
律衣であるため麻、木綿でつくるのが一般的でありましたが、現在は、絹などで作られているものもあります。
通年用としては、麻、木綿生地を推奨しております。
取扱品
《冬用》
正絹塩瀬地重目(750匁)
正絹塩瀬羽二重(650匁)
正絹羽二重中目(550匁)
化繊羽二重特上
化繊羽二重
化繊丹後ちりめん
化繊紋緞子(向鳳凰・輪宝羯磨紋)
化繊紋緞子(桐巴紋)
《夏用》
正絹官紗地重目
正絹官紗地中目
正絹格子絽
正絹菱絽
化繊清涼織
化繊七本絽
化繊駒紗
化繊紗紬
化繊セオ紬
化繊紋紗(向鳳凰・輪宝羯磨紋)
木綿
本麻上布
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